ホーム > 読んだ >

マサチューセッツ工科大学

書誌

authorフレッド・ハプグッド
publisher新潮文庫
year1999
price552+tax
isbn4-10-215411-6

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
?.7.1読了
2013.4.22公開

ハッカー文化の紹介をMITの歴史に絡めて紹介した本であるが、特別に驚くようなところもなく、普通のノンフィクションという感じである。改めて読書ノートとして残すレベルの本かといわれると少々苦しい。この方面への関心が強く基礎知識を得たい人であれば有益かもしれないが...

抄録

13-14 cf.117

この大学では、アルマーニのスーツは成功や業績を意味しない。それは、望ましい見返りを得るにふさわしい仕事をしているという自信がないことの証であり、重大な自負心の欠如と見なされるのである。この心理そのものが、MITのファッションのパラドックスを示しているといえる。MITでは、だれもが成功のために着飾るが、それは着飾らないことによって実現されるのである。-/-

21

じぶんの馬鹿さかげんにこれ以上耐えられなくなる、あるいは、むりやりに目を見開いている必要などないほど、じぶんはいろいろなことを知っていると思いこむ瞬間がおとずれたら、エンジニアリングという仕事を放棄して、経営のほうに転ずるときがきたことになるのである。

22-23/23

エンジニアリングもまた、問題解決空間を横断する道筋の集まりとみなすことができる。この場合の「空間」は、なんらかの設計仕様を満たす構造、時間、素材という要素のあらゆる組合せによって決まる。単純明快な計算によって、こうした無数の組合せのなかから、適切なものを選びだしていくわけにはいかない。それは、ひとつには膨大な変数が関係してくるせいでもある。そして、どんな設計仕様のなかにも、数値化できなかったり、いくつかの共通分母に還元できない要素??美意識や人間工学、さらには企業イメージとの合致など??が、かならず含まれているためでもある。

全文を読まれる場合はログインしてください


Up