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ソフトウェア構成管理の悪夢
アンチパターン

書誌

authorWilliam J. Brown, Hays W. "Skip" McCormick III, Scotto W. Thomas
editor岩谷宏(訳)
publisherソフトバンク・パブリッシング
year1999
price2400+tax
isbn4-7973-1130-4

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
?読了
2017.6.10公開

『アンチパターン』のソフトウェア構成管理(SCM)版である。SCMの扱う範囲が広いのでアンチパターンも割と包括的という印象があり、そのため大雑把という感じも受けた。アンチパターンに限らずパターン本は読むと「それは、あるある」「既に知ってる」となりやすいのだが、本書もそうであるように系統立ててまとめられ全体を俯瞰できるところ、また再利用の容易なところに意義がある。

また、類型化と同時に典型的な原因から解決策まで述べられており、同種の問題に関わる場合には、手がかりを得る上でも有益だと思う。何十年後かにはAIがプログラムを組んでくれる時代が来るのかもしれないが、それでもSCMが不要になることはないだろう。そういう意味では、深みのある話題を要領よくまとめている。

抄録

xiv

-/-なぜなら本書は、ソフトウェアコンフィギュレーションマネージメント(SCM)に関する2つの基本的な事実を明らかにしているからである。

1. SCMは複雑難解ではない。SCMは、人間の常識で理解できる知恵と技法の集まりである。
2. SCMを計画し実施することによって、プロジェクトを大きなしっぱの可能性から護ることができる。

5

アンチパターンの定義は「至る所でよく見かける、必ず否定的な結果をもたらす問題解決手法」である。言い換えるとアンチパターンは、業界の各所で頻繁に繰り返されている愚行、間違い、病的慣行等の総称である。アンチパターンは3つの主要部分から成る。

  • 問題の実例とその名前(たとえば「砂上の楼閣」) : アンチパターンのこの部分は、問題の一般的な性質――至る所で頻繁に起きているという性質を、印象的なネーミングにより指し示す。
  • 問題の再構想解 : 各企業等で再利用可能なソリューション。
  • パターンの一般的な構造と形式を表すテンプレート。

p7~12において本書におけるパターンとアンチパターンのテンプレートが示されている。(再構想解の)名前、別名、頻出スケール、解・再構想解のタイプ、根本原因、対応不全の圧力、挿話証拠。また、これらに対する背景、一般形式、症状と結果、典型的な原因、例外的なケース、再構想解、変種、例、関連解、そのほかの視点やスケールへの適用性、参考文献。

15-16 cf.13

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