2次会は出るな!
書誌
author | 中村繁夫 |
publisher | フォレスト出版 |
year | 2008 |
price | 1300+tax |
isbn | 978-4-89451-308-2 |
履歴
editor | 唯野 |
2013.12.22 | 読了 |
2014.01.25 | 公開 |
ブックオフで書名だけを見て買った本。そのため、著者がレアメタル業界では有名な人なのだとか、売上がすごいのだとか、そういうことは読んでから初めて知ったのであるが、割とよいことが書かれていて当たりだった本。よくあるビジネス書の成功本は読む気にならないのだが、本書は失敗談なども普通に紹介されているのがよかった。その失敗を糧にして自分の考えを構築していった流れがはっきりしているため、その点での分かりやすさがある。変な啓発書を読むくらいならば、こちらの方がよいと感じた。
抄録
8
AMJでは社員全員が探検志向を持ち、一定のリスクをとりながら知恵を駆使してビジネスをします。多少の損失があっても、最終的にそれを上回る利益を出せばいいのです。
17
金の使い方には人間の器量が反映され、その人の見識や品格が表れます。そしてその生き様が、人間の値打ちを決めるのです。
金は使わなければ入ってこないけれど、どうせ使うならチマチマ使うべきではないのです。
20
公私の別と採算意識を持ち、真剣に費用対効果を考えることが、「死に金」を使わない基本的な考え方です。これが社員に浸透しているかどうかで、企業の栄枯盛衰が決まります。
26
ですがこの金は本当に「生き金」でしょうか。反社会的なこと、違法なことに金を使ってビジネスが成功したとしても、金の使い方に見識がありません。
見識のない使い方をしていれば人間の品格が疑われ、最終的には人としての価値を下げてしまいます。行き過ぎた接待や賄賂性の高い出費は、一時的には成功しても、長続きしないのです。
33
要するに、事故が起こったらすぐに現場に行き、現物を見て、現実的な解決をするという「三現主義」が大切です。机に座って心配していても、自分の目で状況を確かめないことには、言い解決策は思いつきません。
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