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同時代を撃つ 情報ウォッチング

書誌

author立花隆
publisher立花隆
year講談社
price1988
isbn6-203458-1

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
1996.3.3読了
1999.3.23公開
1999.10.30修正

相変わらずというべきか、立花隆の論旨は読ませるだけのものが多い。中でもマスコミがあまり報じない主張に一貫性のある解説は現在でも十分に読み応えがあり、決してその内容は古びていない。時事的な事柄を扱っていながら、再読に耐えるだけのものを書ける辺りは、やはりさすがというべきだろう。ちなみに、本書は『週刊現代』に連載されたものをまとめたもので、内容は1987年に関するものが中心となっている。というわけで、以下では、その中でも個人的に考えさせられた点などをまとめてみた。

抄録

14

現代人にとって大部分のニュースは、知っても知らなくても大して重要なものではない。

これは大手マスコミの発する情報を吟味してみても、よく分かることだ。例えば、あまりに大きな話題であれば、それは誰でも知っているがゆえにどこからでもその情報を得ることができ、逆にあまりに些末な情報は3日と経たずに必要のないものになる。だから私にいわせると、新聞のように全方位の情報を扱ったメディアの全てに目を通すのは既に無駄だと思う。30分をかけて新聞の全てを読むくらいならば、自分に必要な情報/関心のある情報を提供してくれるメディアのために同じ時間を使った方が意味があると考えるからだ。(唯野)

15

情報の取捨選択で重要なのは、必要な情報はいくらでも摂取するという態度。そして、同様に不必要な情報なら、どんどん切り捨てていく態度である。

つまりは、それだけ自分にとって何が必要な情報なのかの見極めが重要となる。(唯野)

33

日本に必要な軍備は、わずかな自衛力だけである。島国ゆえに侵略国はそれだけで大きな犠牲を必要とするし、アメリカが応援に駆けつけるまでの時間さえ稼げればよいからだ。

38

リベラルな社会は健全なジャーナリズムによってこそ維持される。

55

売上税とは形式は業者課税となっている。しかし、実際には業者は税額票(ツケ)を加算していくだけなので最終的に税金を支払うのは消費者(つまりは消費者課税)なのである。

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