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月下の棋士 (全32冊)

書誌

author能條純一
publisher小学館
year1993-2001
price各500程度
isbn9-183321-7 (1巻)

目次

1感想

履歴

editor唯野
2001.6.23読了
2001.7.2公開
2001.7.11修正

能條純一の将棋漫画。最近はこのくらいの長さの漫画だと、後半は惰性で揃えているという感じが強くて、自分で自分が嫌になることも多い。(買う必要ないと思いながら結局は買ってしまうという...)まあ、この人らしいといえばらしいというか、特にうまいなと思うのは「奇人の描き方」で、単なる変人ではない個性を持たせる辺り、なかなか真似できないような感じがする。(例によって最後の方になると「○○は後にこう語る」的な言い回しも登場しますし。もちろん、この手の言い回しで堪能したければ『翔丸組』をどうぞ。)

だから逆にいうとドラマ的には平凡な感じで(作者が意図的にそうしているのかどうかは知りません)、それでバランスを取っているのかな??と思う。最近は何でも将棋漫画が他にも登場しているそうなので、そういう意味では一役買った作品ともいえるのだろう。私的には『月下の棋士』といえば刈田(ちょっと平凡すぎますかね)か鈴本かなと思うのだが、実は意外と巻末の河口俊彦による解説が話題の幅も広くて楽しませてもらった。この人の場合、やはり『無力の王』のような、少し不条理の入った話の方が迫力があってよいように思う。

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