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くたばれグルメ

書誌

author中島梓
publisher集英社文庫
year1991
price400
isbn8-749680-5

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
2002.7.4読了
2002.11.10公開
2002.11.16修正

タイトルに惹かれて読んだ本。私もグルメ、グルメとうるさいのは嫌いである。だいたい、たかがラーメンなんかを食うのに並んでまで食おうとは決して思わないため、ほとんどグルメ云々とは縁がない。いちいち文句を書くのも面倒なので以下略。

抄録

15

ことにあの、食べ方を指図して、あれにあれをつけるなの、これから食えの、全部食えのと云う奴。いや、それを客が決めてここではこうしろと連れにいうなら、ただの酢豆腐でまあしかたもあるまい。しかし、店の側からそんなことを口にしてはいけない。僭越ではないか。こっちだってそんなことなら云いたいことが山ほどある。人の小説を、途中でやめるな ! 解決編を先によむな ! 貸本屋でかりるな、買って読め。しおりのかわりにページを折るな。線を引くな。-/-

17

ああいう雑誌(ファッション雑誌のこと:唯野注)で、スタイリストだのカメラマンだのという手合いがご推薦しているうまい店ってやつを、諸君、夢ゆめ信用してはいけない。私は、根っから素直な活字信仰の徒であるから、何回ひどい目にあって涙にかきくれたことか。 cf.19

22

-/-私の知っている編集者で、いちばんうまい店情報にくわしく、店の人になのは、いちばん仕事のできないダメな編集者だったし、私の知っているいちばん有能な編集者は、ひるはいつも立ちぐいソバか喫茶店のスパゲティである。まじめにせっせと仕事をしている人間に、そうそう「食べあるき」に身をやつしているひまと金はあるわけはないのだし、だからこそ、云っちゃ何だが午後の有名レストランは、同窓会の流れとか、「うまいもの会」でもつくって出歩いているちょっとおしゃれをした主婦でいっぱいなのだ。ふん。

ああ、それで『美味しんぼ』の山岡はグータラ社員という設定なのか。これで私もあの点に合点がいった :-)

63

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