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ジゴクラク

書誌

author森巣博
publisherカッパノベルズ
year2002
price895+tax
isbn4-334-07472-3

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
2004.11.4読了
2012.11.16公開
2012.11.16修正

著者の本もだいたい読書ノートとしてもまとめてきた感があるが、これも初期のほうといえる一冊。例によって十分に中身を堪能できる快著である。

抄録

29

「わたしの話がわからなくても良い。ただ、これだけは諒解して欲しい。博奕というのは懼れを持ったり、途中で反省したりする奴が負けるのだ。なぜだかは、わたしにもわからない。ただ、そうだ。だから、途中で反省しそうになったり、懼れを持ってしまったら、わたしに教えてくれないだろうか。中途半端に負け込んでいようとも、そこで撤退する。断固として退く。これは約束して欲しい」

32

バカラについて。

41

わたしは勝たないかもしれないが、敵は自分の重みで潰れていく。落ち込み、自壊する。勝負とは、そういうものである。なぜだかは、知らない。しかしわたしの四半世紀を超す経験則は、はっきりと明瞭にそうわたしに告げる。

42

もし、博奕の要諦をひとことで纏めるといった乱暴が許されるとしたなら、それは「勢い」。このひとことに尽きよう。

負の勢いもある。正のそれもある。

46

博奕では、ほんとうにたまになのだが、こういう瞬間がある。何をしても、確率論的には明らかに間違いだ、と思えるような選択をしても、それが正解だったりする。だから恐ろしい。そして、楽しい。

受け手が居たら……、とか、「バランス」がなければ……、といった無意味な想定は、賭場での禁忌(タブー)。タラレバはスカ博奕と相場が決まっているのよ。

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