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成吉思汗の秘密

書誌

author高木彬光
publisher角川文庫
year1973
price470
isbn4-133802-6

目次

1感想
2メモ

履歴

editor唯野
1998.summer読了
1998.11.7公開
2000.2.25修正

病床の神津恭介が歴史推理に挑む野心作である。いわゆる本邦初のベッド・ディテクティブ(寝台探偵)作品で、これはイギリスのジョセフィン・テイの『時の娘』(1952)の手法に学んだものだ。優れた推理小説が科学的証明の方法に接近できることを、本書は膨大な資料を駆使しつつ果敢に挑むことで成功している。但し、個人的には本作よりも後に書かれた 『邪馬台国の秘密』 の方がおもしろかった。(こちらの内容は別の読書ノートを参照されたい。)両者を比較した場合、本作ではどちらかというとロマン的な色彩が強く、証明の力強さにやや欠ける気がしたからである。むろん、これの好みは読者次第であろうから、別にそれが悪いということではない。私はむしろ日本の大量生産される小説作家の本はあまり読まないところがあったので、こういうジャンルの幅を広げる作品に接することのできたのが最大の収穫だった。推理小説好きの人にいわせれば「当然」のことなのかもしれないが、その斬新さが実は個人的には最も印象に残ったからである。

メモ

16-17

年譜における義経と成吉思汗の相似点 (Scan)

33-39

鎌倉時代史の概略 (Scan)

48

兵というものは全て詭計である

49

楠木正成が赤坂城で北条軍と戦って城を捨て行方をくらます 建武中興前史

95

中国史における南北対立

中華と東夷,西戎(せいじゅう),南蛮,北狄(ほくてき)
北狄が最大の脅威 中華民族は追い払うだけで抜本的な遠征はしなかった

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