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会議の心理学

書誌

author石川弘義
publisherちくま文庫
year1986
price360
isbn480-02087-X

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
1999.3.1x読了
1999.3.24公開
1999.10.30修正

「会議」の持つ問題を広範な視点から論じた本で、会議論(?)を全体から見通すという意味では、手際よくまとめられていると同時にとっつきやすい内容となっている。また、だからといって現実に即した提言的な部分がないというわけではなく、「読みやすいから内容がない」ということもない。関連する話題の入門書としても手頃な一冊だといえるように思った。

抄録

11-13/41/46

本流につながる会議、会議の重要度を見極める

三角形のシンメトリーの中で意見をまとめて主張する

会議とは能力の認められるチャンスでもある = 駄目だと判断されることもありえる
(=自己啓発の場)

22-23/29-30

日本での会議は意思決定の過程に重きを置いているが、アメリカの場合だと意思決定の伝達に主眼がある。会議の時間の長さもここに関係している。日本では全員からのコンセンサスを得るということが重要視されるため、全員からの発言が(必要でなくても)求められる部分がある。

つまり、日本では意思決定への参加という過程によって時間がかかるものの、集団内での意識を高める効果が得られ、逆にアメリカでは意思決定の責任は意思決定者個人が負うということで迅速な処理を可能にしているという比較が成り立つ。

26

サントリーにおける「会議六則」。具体的には、

  • 資料は必ず事前配布
  • 出席者は最小限
  • 時間厳守
  • 目的の明確化
  • 結論の実行
  • 明快な議事録の作成と自由な閲覧

となっている。

32

-/-「新しい仕事をする時は一〇人のうち、ひとりかふたりが賛成するときに始めるべきだ。二、三人くらいまでがいい。だれも賛成せんことをやるのも、どうかと思うが、五人も賛成したらもう遅すぎる。七、八人も賛成すれば、それはとうのむかしに手遅れになった仕事だ」(大原総一郎:ビニロンの成功者)

38

(日本型会議における)人的ネットワーク(=情報収集の場)の重要性と、将来的な意味での短時間に自分の意見を話すことのできる自己表現能力の必要性。

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