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鴻上夕日堂の逆上

書誌

author鴻上尚史
publisher新潮文庫
year1993
price440
isbn10-133711-X

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
1999.12.29読了
1999.12.31公開
2000.7.17修正

基本的にはサブカル読解本で、この人の別の本である『冒険宣言』(光文社文庫)と作り的にも近い。私が本書を読んで強く感じたのは「徹底的に語り口が話し言葉になっているな」ということだった。これは、私が初めて E-mail (もっといえばネット文化そのもの)に接したときにも感じたことであるが、文語体が主役にならない文化ということである。本書は初出が 80 年代後半であるから、そういう時期に既にこういう文章を書いていたのは「新しかった」のかもしれない。ただ、最近ではサブカル読解そのものがブームにならないというか、ことに本書を読むと、結局はサブカルが解き明かしてみせた消費社会にサブカルそのものも利用されていたのだなという気持ちの方が先行してしまう。これは本書の扱う時代と現在との時間に対するずれの感覚がそうさせるのだろう。まあ、善くも悪くも、それがサブカルというもの??それを承知の上でどこまでやるのか??ではあるのだが。

抄録

4

表層を知りながら、真相を見続けるということ。

6

自分の固定化されたパターンで全ての問題を解決しようとする人。

20

マスコミの呼んだ客はわあっと来てわあっと去る。それはそれでいいが、マスコミが呼んだ客は質が悪い。

23

集中力の続く人間が少なくなってきている ? つまりは気分転換なしには集中力を保てない人間の増加。もっというと、相手に緊張を強いるメディアそのものが、これからはなくなっていくのではないかということ。

27

「無理」の伴うものはお祭りではない。

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