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民明書房大全

書誌

author宮下あきら
publisher集英社
year2004
price800+tax
isbn8-859469-X

目次

1感想

履歴

editor唯野
2005.spring ?読了
2005.10.5公開
2005.10.8修正

民明書房──それは宮下あきらの『魁 ! 男塾』『暁 ! 男塾』に登場する、実に珍妙、そして滅茶苦茶な解説において底本として登場する出版社である。引用という巧妙な体裁を取り繕い権威付けを行っているものの、むろんそのような出版社が実在するわけではない。しかしながら、その数が今や馬鹿にならないため、現在ではそれを解説する Web サイトまで現れるというボルヘスもびっくりの迷出版社(?)なのである。

そして、本書はそのような Web をも巻き込んだ情報の氾濫(?)に終止符を打つべく登場した、民明書房の全てを網羅する一冊である。今更ながらに中身を読んでみると、極限の修行によりだとか、死と引き換えにだとか仰々しい言葉が並んでいるものの、よく考えてみれば上述の作中においても所詮は引用であるため、解説文として以上の説明がされているわけでもない。まあ、アオるだけアオってオシマイという気がしないでもないが、こういう本を読んで頭を柔らかくすることも時には必要(?)であろう。

むろん、わが開明堂の超えなければならない目標のひとつに民明書房があることはいうまでもないことである :-)

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