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ささやかな疑問符
森脇真末味傑作集1

書誌

author森脇真末味
publisherPFビッグコミックス
year1985
price480
isbn9-178521-2

目次

1感想

履歴

editor唯野
1997 ?読了
1998.6.3公開
2002.11.28修正

森脇真末味の短篇集。実は現時点でこれ以外の作品を読んだことがないので、他の作品との比較はできないのだが、表題作の「ささやかな疑問符」中のp.34-39が大変よいのでオススメである。

具体的には、この中の「こいつも、人に何か言われないと(絵を:唯野注)かけないクチか」(p.35)という辺のくだりについてである。つまり、自分が認められるということは、目的というものにとってみての重要なひとつの指針とはなりえるのかもしれないが、実はそこで肝心の自分を省みないのであれば、それは実に空虚なものなのだ...ということだ。評価ということのする/されるの難しさが、ここにはあるように思う。それは、結局のところ、評価というものは他人ゆえの客観性を持ち得ると同時に、所詮は他人によるものなのだという意味での二面性ということである。

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