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青木雄二のナニワ資本論

書誌

author青木雄二
publisher朝日文庫
year2001
price500+tax
isbn2-261327-0

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
2001.8.8読了
2001.11.29公開
2002.1.6修正

ご存知の通り『ナニワ金融道』の著者によるエッセイ本。もちろん『ナニワ金融道』は全社会人必読の本である。(この本を読まずに社会に出ようなどと考えてはいけません :-))とはいえ、青木雄二自身は最近だと割と共産党寄りの部分があって、世代なのかもしれないが資本主義の否定がマルキシズムというのは、あまりに通俗的な感じがしないでもない。しかし、氏自身のそういう部分と氏の指摘する社会の矛盾に対する正当性は別の次元のことであるから、この点を混同すると文字通り冷戦時代の発想に堕するというものだ。(でも、意外と今でも目につくような感じが私には強いです。)まあ、下手な能書きよりも一読してもらった方が説得力のある人だと思う。

抄録

15

経済危機に陥った国はどこでもハイパーインフレか、大増税か、徳政令のいずれかを取っている。(まあ、そろそろ日本もこれが冗談では済まなくなってきたような気がする:唯野)

18

全国紙と赤旗に目を通せという箇所。しかし個人的にいうと新聞というメディアには、もうあまり期待できない感じがする。

21-22

つまり資本主義とは優越感をあおる社会でありまして、人間は劣等感を感じたとき、死ぬほど苦しい体験をするわけであります。

35

労働者が、現在の数倍の収入が得られる正業に就けたとしたなら、自然にギャンブルからは足が遠のくと思います。このことは、競馬団体のトップがギャンブルに狂わないことや、パチンコ屋のオーナーがパチンコをしないことが、如実に示しております。

同感である。ギャンブルが継続して開催されるというのは胴本がもうかっているからであり、国営ギャンブル(に限らないが)の場合、その胴本は国であるから、税金の上にそんなものまで払うというのは理解できない。私の場合、そう思い至って以来、ギャンブルに魅力を感じたことはない。

42

ピラミッドの底辺にいる圧倒的多数のサラリーマンの実態を無視した「過剰投資」で建物を建てれば、当然、家賃の高騰としてハネ返ってきます。サラリーマンの給料には限界がありまして、「もうこれ以上の価格では購入も入居も無理だ」とあきらめたとき、バブルがはじけたのであります。

確かにこういう見方も有りだと思う。

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