ホーム > 読んだ >

仕事が早くなるプロの整理術

書誌

author吉越浩一郎
publisher日経BP社
year2008
price1500+tax
isbn978-4-8222-6534-2

目次

1感想
2抄録
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.

履歴

editor唯野
2018.10.10読了
2018.10.11公開
2018.11.24修正
2018.12.9修正

著者のトリンプ時代からのやり方を含めた情報整理術を紹介した本で、近年のGmail、Google Calender、iPhoneといったツールでの使用にも言及している。正直なところ後半は日経ビジネスAssocieの連載記事が元とのことだが、他の著作で触れていることの繰り返しなので、あまり意義は感じなかった。

また、肝心の情報整理術に関しても、著者のやり方には大いに納得できる一方、それが万人向けなのかといえばそういうわけでもない。私の思うに、この種の方法論で最も重要なのは、

  • シンプルだが網羅的に情報を扱える単一の仕組みに全てを集約すること
  • その仕組みを自分自身が信頼して実際に使用し改良し続けること

という2点だと思う。ツールは手段に過ぎないのだから、その人が必要とする作業内容へのフォローやリマインダができればいいのであって、後はそれを状況に合わせて使っていけばいい。言い方を変えると著者は自分に対する上述のやり方を見つけることができた人――ということである。だから、本書での方法論だけを真似ても意味はない。この本で語られている方法をトリンプの業務のこういうシーンに対応させた――という問題解決に至る流れ全体を、「では自分の場合にはどう応用させるか」と考えるべきだからである。

私もこの種の情報管理には話題になったツールやGTDなどを含めて実にいろいろと試行錯誤してきた。その結果として今は自作のツールをベースとした管理を行っているが、これとて使い方には変更を加え続けているし、現状に満足しているわけでもない。

著者の本がありきたりな成功者の本と異なるのは、自分のやり方を紹介するだけではなく、そのやり方に明確な理由と結果があり、そのための方法論という筋道がしっかりしているからだと思う。「他人に応用を効かせられる方法なのかどうか」という辺りに、この種の本で底が割れる・割れないが分かれるのではないだろうか。

抄録

1 cf.51

私はその昔、メリタというドイツ企業に勤めていた時代に、書類を整理する素晴らしい方法と出会いました。書類を「仕事の締め切り日」によって日付順に収納するのです。ドイツ人らしい合理的な発想で編み出された、シンプルで実用的な方法です。-/-

4 cf.2

私の情報整理の枠組みは、次の4点に集約することができます。


  • A4の紙は、アナログ形式で情報を整理する機能的なツールである。
  • Gメールとグーグルカレンダーは、でじたる形式で情報を管理する強力なツールである。
  • iPhoneはデジタル情報をチェックする上で、便利なツールである。
  • A4の紙とiPhoneを組み合わせることによって、情報を網羅的に扱うことができる。

20

仕事を効率よく進めてスピードアップしていくためには、書類やメールをすっきり整理して、必要な情報を必要なときに取り出せる体制を整える必要があります。これはビジネスの成果を伸ばす絶対的な条件です。-/-

21

書類を探し出すのにちょっと手間取って、例えば1分ぐらいかかっても、たいした問題じゃないと思っている人は、その考えを即刻、改めてください。1分の遅れが積み重なると、膨大な時間をムダにすることになるのです。

24

情報整理の理想は、たった一つのツールで、すべての文書や画像などを一元管理することです。「これさえあればOK」という方法を確立できれば、ムダがなくなり、機動性が高まり、仕事はスピードアップします。

全文を読まれる場合はログインしてください


Up