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自分をさがして旅に生きてます

書誌

author吉田ルイ子
publisher吉田ルイ子
year講談社文庫
price1983
isbn6-183112-7

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
1996.autumn読了
1997.3.6公開
2000.4.28修正

引き続き吉田ルイ子の本。本書では主にアメリカのウーマンリブに着目した彼女のフェミニズム論が展開されている。ここでも前作同様、非常に身近な感覚で男女問題が語られているのは評価できる。また、あまり知ることのない、アメリカ人女性の結婚観なども非常に興味深いものだ。具体的な点についてはコピーに譲るので、ここではうだうだとは書かない。ただ、いかんせん内容的に古いため一部ではリアルさに欠けてしまう。事実、彼女自身、これに続く本の中では状況の変化を認めているからだ。しかし、女性問題という視野で考えてみるならば、何にせよ状況の変化は歓迎されるべきものだとはいえるように思う。

前作では読了後に時間をおくことへ対してかなり否定な意見を述べたから、ここでは肯定的な目で見てみようと思う。それは「覚めた目で内容を見返すことができ、より必要な情報の選択ができる」という点である。最近の私の読書が実利に寄りがちなのだと認めた上でも、この点は大きいように思う。例えば本書でも始めは付箋を貼ってあったのだが、「なぜ、こんなところに」と感じつつ記述を見送った箇所が少なくないからである。

抄録

7

アメリカ人はプライバシーに踏み込まれたくない思いもあって、心に悩みがあっても友人に相談するようなことはあまりしない。つまりは精神科の医師に診てもらうのである。

27

ホモやレズは戦争とそれなりの関係がある。巨大化する管理化の中での人間の存在の弱体は、性の混同ないしは喪失をもたらすからある。

28

ホモの男は女性にとっては良き理解者/友人となることができる。

64

私は奥さんよりも娼婦になりたいと思う。男と女の情感を何もかも知った上で心だけは決してゆるさない女性が、何か最も独立心のある人間みたいに思ってあこがれることがある。

91-92/97-100 cp

アメリカ女性の結婚観とは。

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