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実戦・日本語の作文技術

書誌

author本多勝一
publisher朝日文庫
year1994
price560
isbn2-261053-0

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
2000.winter読了
2000.4.3公開
2000.5.19修正

これは以前にある友人との間で一致したことなのだが、本多勝一の膨大な著作から一冊を選べといわれれば、その一冊は氏の面目を成すルポルタージュ作品でもなければ長大な『貧困なる精神』でもなく、結局は『日本語の作文技術』なのではないか??ということがあった。それというのも、(もともと本書は市民講座での内容をまとめたものだというが)日本語を書くための書籍の紹介という場面では分野を問わず取り上げられている一冊だからである。

私の考えるに本書がそういう地位を得ている理由は次のふたつが大きいと思う。ひとつは句読点という従来の文章読本では扱ってこなかった点への注目であり、もうひとつは視点や解説が文法的ではないということである。つまり、従来の文章読本から見れば異端ともいえるのであるが、そういう方法の方が読み手にとってみても取っ付きやすく、そういう方法でも十分に日本語の使い方を示すことができるという、分かりやすさがあるからだ。内容だけではない構成という点でも注目すべき部分のある本ということである。

本書はそんな前作の後編に当たる内容であるが、ただ必ずしも前著の読者の誰もに読む必要があるとは私は思わなかった。全体的に前著の要旨をなぞる感じが強く、著者の言及する通り原理としては大きな違いが見られるわけではないからである。

抄録

16

わかりやすい作文技術の要となる「語順」と「句読点」。

17-18

日本語の語順の基本原則。

述部(動詞・形容詞・形容動詞)が最後にくる
形容する語句が先にくる

長い修飾語ほど先に
句を先に

21/24

構文上で真に必要なテンとは。

長い修飾語が二つ以上あるときはその境界にテンをうつ
語順が逆になったときにテンをうつ

29/47

主述関係よりも長短関係に注目するようにする。日本語は述語中心言語のため主語も修飾部分と考えた方がよい。 cf.143-144

35

終止形と同じ場面でのテンはまぎらわしいのでうたない。

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