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小さな平屋に暮らす。

書誌

author山田きみえ(編)
publisher平凡社
year2017
price1800+tax
isbn978-4-582-54460-2

目次

1感想
2抄録

履歴

editor唯野
2017.11.28読了
2017.11.28公開

書名の通り、小さな平屋6軒の紹介と、巻末に簡単な平屋講座、建築家・堀部安嗣が読み解く林芙美子記念館(戦中の平屋)の紹介で構成された本。全体でも100ページ強なので大部というわけではない。6軒の例では平屋らしい暮らし方、住まい方というものが施主と設計士の双方の視点から語られているので、建築的な納まりであるとかディテールに重きを置いたという本ではない。

そのため、本書のターゲットとなるのは平屋に関心があるけれど、平屋固有の住まい方とはどんなものなのか ?、実際の暮らしぶりはどんな感じになるのか ? ということを知りたい人になるのだと思う。小住宅本いうと、どうしても切り口が都市部を想定した狭小住宅に偏りがちな傾向があり、平屋というよりは2階建以上のスペースや変形敷地をいかに無駄なく有効利用するか、という感じになってしまうきらいがある。しかし、庭を含めた敷地全体をおおらかに捉えていく、暮らしそのものもその延長線上として考えるという点で、同じ小住宅でも発想が少し違ってくるのだろう。それがいい意味での「ゆとり」なり「余裕」であって、別に平屋でなくてもよいのだろうが、その種のエッセンスを住宅に取り入れるというのは極めて有用ではないかと思った。

抄録

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 「物が増えない」とか「きちんとしてる」って、よく言われるけど、「買ったら捨てる、捨てられないなら買わない」が、うちの家訓。それから、使ったものは元に戻すというだけの、シンプルな話。
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39

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 最初から完璧な家なんてないと思うんです。不都合があれば直せばいいし、足りないところは作ればいい。この家も、手を入れながらだんだん住み心地をよくしてきた感じですね。
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44

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石田さん夫妻のように欲しいものがはっきりと見えているほど、家の形や間取り、素材や構法まで一貫して、暮らし方に添った家になります。-/-

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